これで4度目の昇格となるけど、札幌サポーターとしては不思議な昇格。
絶対的なストライカーもいないし、独走どころか下から巻き上げてきちゃう。
なおかつチームとしての完成を見ていないのに(そして強い!とは思えないのに)昇格してしまった。
鳥取や草津に敗れた時は、ここで負けてしまうチームは昇格する資格がないのでは?とも思った。それでも可能性的にはそれほど低くなってはいないというのがまた不思議で、気持ちさえ切らさなければ最後の最後まで分からないなと。
絶対に負けられない湘南戦、そして最後に今年のJ2で最強のFC東京を倒したのだから本当にこんなことってあるんだなーって感じ。
もちろんそれは運だけではなくて、監督が3年目であり、選手が入れ替わったからであり(あの昨年の大流出がなければ今年も駄目だったかもしれない可能性もある。少なくとも河合が加入しなければキツかったと思う。あと征也ありがとう、やはり砂川と一緒に戦えて一緒に上がることができたのは本当に格別にうれしい。チーム作りというのは本当に繊細で面白いもんですね。)、チーム自体がシーズンを通して成長を続けてきたから。
3年目というのは監督だけでなく、サポーターも同じで。
08年に降格して現状に対する問題提起として応援自粛があり、あの行為が間違っていたとは全く思っていないけど(今ならもっと対周りのサポーターや対クラブにも上手くやれるとは思うけど)、結果として自分もかなり摩耗したし周りも少なからず傷つけた人はいると思う。かなりギスギスした雰囲気でシーズンを終えた。
09年からは新リーダーは周りとのそういう信頼関係を新しく再構築していく必要があったと思うんだけど、大敗したアウェー熊本戦(ソンファンの鬼バックパスを荒谷が後逸してクライトンが退場して大敗したやつ)で、あーこりゃ大丈夫だ。と思った。試合後選手が来た時にサポーターがみんな声をかけてそれを選手が聞いて。で、俺らはプレーできないけど歌うことはできるからそれをやりつづけようと。
まあ文字にしたら平易なんだけど、開幕から調子が悪くて更に大敗したのに、なんか雰囲気は前向きになったんだよね。これは俺があーだこーだ言う必要ないねと。
で、まずアウェーが変わったんだよねえ。あれは周りのレスポンスが早かったと思う。
負けても負けても試合後は選手に声をかけ続けて、俺達も切り替えて全然気持ち悪くなく帰れるみたいな。行かないと感じられない連帯感というか、共通意識が早い頃から生まれつつあったと思う。
そこら辺がホームがなかなか切り替えられなかったと思う。
人が多いからなかなか意思が浸透しない部分もあったと思う。
いや、厳密にいうと実質的にはそんなに変わってないのかな?
最後まで諦めずにサポートするというのは、08年も散々やってきたもんね。
それを外に向けて積極的に巻き込むってことなのかな。
どっちにしてもとにかくアウェーの応援の方がいい!と思っていて、こんなこと俺の中では初めてのことだったので(ごめんなさいね、あくまで個人的な感覚ですので…)面白いことになってきたなーと思ってた。これで結果が付いてきたら爆発するんじゃね?みたいな。
あまりアウェーには行くことはできなかったけど、09年の鹿児島大分戦とか得点時にふつーにおばちゃんとかが雪崩れててこりゃーいい!と(全くウルトラス的な理想とは違うけど(笑))。
そしてホームでも10年の最終戦の集会の時に、むっちゃ人が集まって来てすごい盛り上がって勢いある!って感じになった、よくよく考えたら昇格できなかった消化試合でなぜか異常に盛り上がるっておかしい話なんだけど。これはホームでも伝わってきてんじゃないかなって思った。
09年に岡山が来ても、こんなに一体感を作ることはできなかったんじゃないかと思う。
今年だから、少しづつ努力して汗をかいて積み上げてきたから、岡山という素晴らしい選手を超えた存在がハマったんだと思う。
そして選手たちも2年間ホームとアウェー全ての試合でぶれることなく声をかけ続けてきたから、俺たちは信じているんだというサポーターなら誰でも使うようなありふれた言葉を、リアルなものとして選手も受け入れてくれたんじゃないかと思う。
もちろん最初からうまくはいかなかったし、函館で主将だからってトラメガ持たされた上里は多分嫌だっただろうし、試合後にやるやつも明らかにやらされてる感ありありだった。
それでも全ての試合で、少しづつでも選手とサポーターと一緒に作ってきたから、湘南戦とFC東京戦がああいう雰囲気を作ることが出来た。監督の言う「サポーターがすごい応援をしてくれた」というはリップサービスじゃないと思うし、あの雰囲気を見て札幌がJ1にふさわしくないと言う人はいないと思う。
そういう点で、今回ライバルとなった徳島には絶対に負けたくなかった。
もちろん応援だけで勝てる!というほどもう純粋なサポーターではないけれど、直接対決となった徳島-鳥栖の大一番であんな雰囲気しか作ることができない徳島に昇格してほしくなかった。こっちには本当にサポーターの力で勝たせたいと本気で情熱を注いでいる人間がいるんだ(いやそういう人が徳島にもいるとは思いますけどね)。
本当にこういう雰囲気を作ってきた最前線で戦ってきた人たちをリスペクトしていますし感謝しています。そして彼らが昇格という結果で報われたことが本当にうれしい。
もちろんこれでハッピーエンドというわけではないのは誰でも分かっている。
昇格はゴールじゃない。(降格も終わりじゃないけどね)。
来年は非常に苦しくなるだろう。強化費も大して増えないようだし。
(経営改善はもっともっと必要!最終戦だけ超満員なんてありえない!)
それでも、今の俺たちなら一体感を持って戦える。
もっともっと雰囲気をよくすることはできる。
そしてジャイアントキリングできたら最高だね!